爪が下向きに生えるのはなぜ?
- 爪切り
- 関節の変形
- フットケア
フットケアをしていると、爪先が下方向へカーブしながら伸びている爪に出逢うことがあります。
「生まれつきの爪だから仕方がない」
本当にそうでしょうか?
爪の形だけを見ていては、その背景にある変化を見落としてしまうことがあります。

爪が下向きに伸びる理由は一つではありません。
写真だけで原因を断定することはできません。
爪だけでなく、足趾の形や動き、靴、歩き方、過去の外傷などを総合的に観察する必要があります。
爪ではなく「足趾の向き」を見る

第2趾以降には、ハンマートゥ、クロートゥ、マレットトゥなど、
関節が曲がった状態になる足趾変形があります。
足趾の先端が下を向くと、
歩行時に指先が床へ当たったり、靴の中で爪先に圧がかかったりします。
足趾変形には、腱や筋肉のバランス、関節の状態、合わない靴など、さまざまな要因が関係します。

靴の中で爪先が押されていませんか?
靴のサイズが小さい、つま先部分が狭い・浅いシューズ、ヒールによって足が前方へ滑る。
このような状態では、足趾や爪に繰り返し圧迫や摩擦が加わります。
だったら大きめの靴が安心?
いえいえ逆効果です。
反対に、靴が大きすぎても、脱げないように足趾を曲げて踏ん張る癖がつき、
指先への負担につながることがあります。
長期間にわたる不適切な靴の使用は、
ハンマートゥなどの足趾変形や、爪への異常な圧を生じさせる一因になります。

爪の切り方が変形を助長することも
下向きに伸びる部分が気になり、
爪を毎回短く切りすぎてしまう方もいます。
しかし、指先を保護する長さまで失われると、
爪先や皮膚にかかる力のバランスが変わることがあります。
また、角を深く切り込む切り方は、
陥入爪を起こしたり悪化させたりする原因にもなります。
ただ短くするのではなく、
爪の生え方、爪床との付着、指先の形、靴の中での圧迫まで確認しながら
適切な長さと形を考えることが大切です。

ネイリストは診断をする立場ではありませんが
定期的にお客様の爪や足に触れ、その小さな変化に早く気づける立場です。
あなたに知識があれば、その一言がお客様自身の気づきにつながり、
爪の変形や足のトラブルが進む前に、生活習慣を見直すきっかけになることがあります。
フットケアは予防の視点を持つことも、
これからのネイリストに求められる大切な役割です。

フットケアを「施術」だけで終わらせないために
「フットケアの基礎から爪、足裏のトラブル補正オンラインサロン」第10期では、
爪や足裏の状態だけでなく、足趾、靴、歩行、圧のかかり方まで観察し、
適切なケアと予防方法を考える力を学びます。
お客様の足に起きていることを、必要な一言を届けられるネイリストへ。
第10期募集期間 8月21日 10:00〜8月25日 23:59
8月25日、第10期スタートです
このコラムを書いたネイリスト
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くじらおかゆりか鯨岡百合香ネイリスト歴 19 年
株式会社cranberry nail代表
JNA認定校認定番号0488−1
cranberry nailネイルスクール校長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)本部認定講師
2009年より国内外のネイルコンテストで30回以上の優勝経験を持つ。
鯨岡百合香のセミナー受講者は累計6000名以上
ネイリストの育成にも力を注ぐ。 サロンワークも行いながら
数々のSNS・ネイル雑誌・TVなどのメディアを通じて 世界中にネイルの魅力を発信し続けている。
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