高齢者の肥厚爪
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- 肥厚爪
高齢者の爪切りができないというご相談をよく受けます。
肥厚爪とは、爪切りで切るのは困難なくらい、爪が厚くなる変形です。
ここまで厚みが出ると、自分ではもちろん
ご家族もどうにも爪切りが出来なくなります。
このような厚みの高齢者によくある肥厚爪ですが
爪自体が硬く厚くなっている場合や
爪が何層にも重なりあって厚くなっている場合
肥厚爪といってもいろんなケースがあります。
下の画像のように
爪の下の中央部分が盛り上がっているケースもあります
高齢者の足のケアは
なかなかご自身では手入れが行き届かなくなってきます。
定期的に足浴をして
爪まわり、指の間の汚れを取り除き、足を清潔に保つことも大切です。
指の関節が硬くなって自分では指が動かせない方も多いため
汚れが石灰化していたり、皮膚の落屑が溜まっていることもあります。
ここまで肥厚していると
靴や靴下を履くのも一苦労です。
しっかり靴が履けないことから転倒につながり骨折・・・なんてことも
また、肥厚した爪が履き物に圧迫されて出血を起こすこともあります。
知らないうちにお布団に引っかかってしまって爪が取れてしまったり
その傷から炎症を起こすことも。
このようにグラインダーを使用して
皮膚を傷つけたりしないように慎重に削ります。
そして靴や靴下が履ける厚みに削ることができます。
ただ、一気に爪を薄く削り過ぎには要注意です。
高齢者の肥厚爪は、何年・何十年と長い年月をかけて出来上がります。
爪が厚くなることによって、無意識に身体のバランスをとっている場合がありますので
いきなり厚みを薄くし過ぎるのは転倒につながる場合がありますので十分注意が必要です。
足の爪は歩行に影響しますので
日々のお手入れが大切です。
このコラムを書いたネイリスト
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くじらおかゆりか鯨岡百合香ネイリスト歴 19 年
株式会社cranberry nail代表
JNA認定校認定番号0488−1
cranberry nailネイルスクール校長
JNA（NPO法人日本ネイリスト協会）本部認定講師
2009年より国内外のネイルコンテストで30回以上の優勝経験を持つ。
鯨岡百合香のセミナー受講者は累計6000名以上
ネイリストの育成にも力を注ぐ。 サロンワークも行いながら
数々のSNS・ネイル雑誌・TVなどのメディアを通じて 世界中にネイルの魅力を発信し続けている。
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