「ジェルネイルのつけっぱなしが巻き爪を引き起こすことも!?」~フットジェルネイルの注意点〜

サンダルの季節になると、足のジェルネイルのオーダーが増えてきます。
ジェルネイルはその場で硬化するため、
マニキュアのように乾燥させる手間がかからないことから
大変人気のメニューです。
見た目も華やかで長持ちするジェルネイルは
足元のおしゃれに欠かせない存在ですが、
実は“つけっぱなし”によるトラブルも増えていることをご存じでしょうか?
特に注意したいのが、巻き爪のリスクです。

足のジェルネイルは通常、3~5週間を目安に付け替えることが推奨されています。
しかし中には、2ヶ月以上もそのままにしてしまう方が少なくありません。
フットネイルは手よりも見落としがちで、「剥がれてないから大丈夫」とつい放置してしまうケースも。
ですが、爪は常に伸び続けているため、
長期間放置するとジェルの重みや硬さが影響し、さらに爪の乾燥により
爪の自然なカーブが崩れてきます。
特に親指の爪は負荷がかかりやすく、
外側からの圧とジェルの硬化で巻き爪が進行してしまうこともあるのです。
さらには爪が厚くなる・白く濁る・サイドが皮膚に食い込むといったトラブルも発生しやすくなります。

これらはすべて、長期間のメンテナンス不足が引き金になっている可能性があります。
では、巻き爪を予防しながらフットネイルを楽しむにはどうすればよいのでしょうか?
まずは、定期的な付け替えが大前提。
3~5週間ごとのメンテナンスを習慣にし、ネイルオフの際には必ず爪の状態をチェックしてもらいましょう。もし巻きやすくなってきていると感じたら、早めにケアや補正を取り入れることで、悪化を防ぐことができます。
また、ジェルネイルを楽しみたいけれど
爪が巻くのが心配。という方には
FLAT CARE GELという巻き爪を広げることのできるジェルネイルを取り入れてみるのも良いです。
このようにジェルネイルをしながら爪を広げることができます

「ジェルがキレイについている=安全」とは限りません。
美しさを保つだけでなく、足の爪の健康維持のためにも
適切なメンテナンスを行いましょう。
このコラムを書いたネイリスト
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くじらおかゆりか鯨岡百合香ネイリスト歴 19 年
株式会社cranberry nail代表
JNA認定校認定番号0488−1
cranberry nailネイルスクール校長
JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)本部認定講師
2009年より国内外のネイルコンテストで30回以上の優勝経験を持つ。
鯨岡百合香のセミナー受講者は累計6000名以上
ネイリストの育成にも力を注ぐ。 サロンワークも行いながら
数々のSNS・ネイル雑誌・TVなどのメディアを通じて 世界中にネイルの魅力を発信し続けている。
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